今回は「とまりぎソフトボールクラブ」の活躍の報告です。「とまりぎソフトボールクラブ」の生誕の歴史については、以前記事を書きました。
http://kanpasu2004.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_7ead.html
さて、ゆうあいピックソフトボール選手権大会(第2部)において、「とまりぎソフトボールクラブ」が優勝しました。
以前の記事において、8月27日の「青年学級対抗ソフトボール交流会」で「とまりぎソフトボールクラブ」が優勝を果たしたこと、そして「ゆうあいピック」でも優勝し2大会制覇を目指すことをお伝えいたしました。
http://kanpasu2004.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_7ffb.html
すでに新聞報道(朝日新聞9月15日朝刊)でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、9月12日と13日、連日の熱闘を制して約束どおり優勝し、2大会制覇を成し遂げました。これで平成18年度は公式戦に全勝。練習試合を含めても、障害者チームとの対抗戦では無敗のままここまで来ることができました。まずはそのことをご報告いたします。
今大会は初戦から決勝戦まで、25対1・6対3・22対0・4対0というスコア。
主力選手たちの温存で、控えの選手たちがスタメンに並んだ2回戦(6対3)も含めてエラーらしいエラーはいっさいなく、また大会歴史上初と評された決勝戦でのトリプルプレー(ショートライナーのジャンピングキャッチ&飛び出した1,2塁のランナーの封殺)もあり、「守備のとまりぎ」の名を千葉県に轟かせてきました。
選手たちは本当によくがんばったと思います。控えの選手たちが試合に出てもすぐ活躍できたのは、ベンチでも集中して声を出し続けていたからです。ベンチとナインの一体感こそが、この圧勝の原動力です。
また、「ソフトボールクラブ」の活躍の背景には、各作業所の仲間たちの協力があることを忘れてはなりません。
大会の2日間、選手と応援団すべての昼食を、早朝から作ってくれた「あぐり」の仲間たち。遥々成田まで応援に来てくれた「かんぱす」「クローバー」「もえぎ」の仲間たち。そして普段作業所の屋台骨を背負っている働き手たちが不在だった2日間、選手たちを送り出し、その分仕事をがんばってくれた作業所の多くの仲間たち。
そして大会参加のためのK君の休暇を、快く受け入れてくれて送り出してくれた「NEW DAYS」SN店のマネージャーをはじめとしたスタッフの皆さん。
多くの方々の支えがあって初めて手にすることができた勲章です。
「とまりぎ」と交流を持っていただいている様々なチームおよび関係者の方々には、ここであらためて御礼申し上げます。
ゆうあいピック優勝までの軌跡
<第1回戦>
相手は初出場の「かしの木園」。初回が終わった時点で18対0。しかしチーム状態として決して喜べるものではありませんでした。結果的にヒットになるとはいえ、明らかな悪球に手を出しフォームを崩すクリーンアップ。仲間がホームランを打ってもシラーッとして出迎えないベンチの選手たち。仲間や相手への失礼な言動や行動。そしてあまりの大差ゆえに出番がないまま終わった控え選手はすねてしまい、整列もしようとしません。「このままでは大変なことになる」・・・そういう初戦でした。
<第2回戦>
昨年も対戦した「十倉厚生園」。第1戦の反省から、思い切った作戦を取りました。
主力5選手をスタメンから外し、控え組中心で戦いました。「水を得た魚」のように控え選手たちは躍動していました。控えバッテリーはフォアボールがゼロ、控え野手はエラーがゼロ。ホームラン狙いでフォームを崩す主力選手が空振りしてしまう速球投手の球を、ほとんどバットを持つ機会がないTさんが懸命に喰らいつき、ファールを重ねてのフォアボールは見事でした。6対3というスコアは平凡ですが、控え選手の自信という点では大きな一勝でした。
<準決勝>
「中野学園」との対決。この試合の目標は「チームの一体感」を作ること。「青年学級対抗」で、あの強豪「でいさくさべ」や「若草グリーンズ」を大差で破ったときのような一体感を取り戻すことでした。その要求に最初に応えてくれたのは、第2回戦で活躍した控えの選手たち。ベンチから一生懸命選手を励ましています。それでもなお消極的な態度や発言を繰り返す正捕手のO君に、普段はあまり会話をしてこないSさんが叱りつけます。
お前がそんなこと言っててどうすんだよ!
みんな勝つためにここに来てるんじゃねえか!
しかしこの一言で、O君は立ち直りました。初回に17点を奪い圧勝ムード。そんな中でもO君は、雨に濡れたバットを拭いたり仲間に声をかけたり、チームのためにできることを一生懸命やるようになりました。ボールに喰らいつく姿勢も変わりました。
結果的には第1戦と同じ大差の圧勝でしたが、「チームの一体感」という意味では全然違う意味のある1勝でした。この時点で結果は見えていました。あとは決勝戦、いかにみんなで楽しめるかだけです。
<決勝>
決勝戦をスタンドで悔しい思いをもって眺めていた前回大会からちょうど1年。これまで何度も優勝経験のある「松里福祉会」との試合。しかしわがチームは、はじめから勝利は確信していました。ノーエラー、トリプルプレーに満塁ホームラン。完璧な勝ち方でした。
大会MVPには、当然「守備のとまりぎ」のエース、豪腕・浜田君です。(新聞に「最優秀殊勲選手」として名前が出ていますので、ここでもそうします。)
試合後、仲間を称えあう選手たち。そして来年は1部(盗塁等あり)に昇格することも考えなければいけません。Sさんや他の仲間がこういいました。「今日のO君がキャッチャーなら、俺たち1部でも十分戦えるよ。大丈夫、あれだけ体を張って止めてくれたら、いけるよ」・・・試合中、O君を叱りつけていたSさんから出たこの言葉。「一体感」の象徴のように感じました。これから盗塁・進塁などを中心に練習を組み立て、「走れる人」を中心としたチーム編成も考えていきます。地域のチームの方々には、この「盗塁等あり」の新ルールでお願いしたいと思います。これまで本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。 (監督:友野 剛行)
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