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2007年3月31日 (土)

ビラ男の正体を暴く!

年度末だというのに、我が「かんぱす」は一時介護のラッシュだ。「かんぱす」は障害者の働く場であるが、同時に一時介護サービスも行っている。障害を持つ仲間たちの父兄の方々には「運営にはいっさい関わらないでください。お母さんはお母さんなりの(子供とは別の)人生があります。どうかそれをエンジョイする部分も持ち合わせてください」と常々お話している。子離れのできない親というものは、「社会の顔」を見につけてきた子供(障害者)から見ても、「うざい」からだ。

 うちの父兄はその言葉を受けて、やれ上海だやれ行楽地だと、子供をうちに預けてエンジョイされている。その間「かんぱす」で一時預かりの仲間たちと酒を酌み交わすこともあるし、いろんな作業所の人たちが集まって宴会になることもある。

 今週はTマナブ君だ。マナブ君に「今回は誰と泊まりたい?」とある人が聞くと、「ビラ男君だよ~」だの「菅野谷さん(もえぎの女性所長)だよ~」だのと答える。(後者については当然みんなに突っつかれる。)

 それにしてもビラ男の人気はすさまじい。他にもタケシ君などは「ビラ男と一緒じゃないと仕事をしない!」と公然と言い放つ。言葉はあまり持っていないのでジェスチャーでそう話す。

 私の最近の調査結果によると、ビラ男ファンの年齢層にかなり偏りがあるというデータがでた。だいたい30代前半、この年齢層に集中している。これには何か理由があるはずだ。

 そしてそこからさらに調査を進めると、ひとつの興味深い事実が浮かび上がった。ファンの年齢層の偏りの問題とその事実がどうリンクしているのかについてはまだ調査中としかいえないが、偶然とは思えない。

 その事実とは、「とまりぎ」グループ(7つの障害者事業の連合体)の30代前半の人たちが秘密裏に定期的に会合を持っており、その会長がビラ男だというのだ。信頼できる消息筋によれば、1~2ヶ月に1度、居酒屋を秘密会議の場所として終結しているというのだ。ビラ男は裏世界では「会長」と呼ばれているらしい。

 ビラ男よ、そのたくらみは何なのだ!この太陽系の水と緑あふれる地球を舞台に、いったに何をたくらんでいるのだ!

 もちろん30代前半の秘密結社に私が潜り込むわけにはいかない。このままなすすべなく、彼のたくらみを黙って見過ごすべきなのか。

 普段のビラ男を知る私としては、その裏組織の会長をするような男には見えない。裏と表を使い分けることは苦手な男のはずだ。先日もビラ男が事務室に入ってきて、おそらくは私がいないと思ったのだろう、私が事務机に向かっている姿を見るなり「あちゃ~!」と声を上げ、「その態度は何だ!」と私に叱られたばかりだ。その彼が裏の顔を持つなど、私には信じがたい。

 逆に言えば、「表と裏を使い分けられない」というイメージこそが、彼の戦略なのかもしれない。何も知らない顔をして、とぼけた顔をしながら、実は裏社会で幅を利かせている、確かにそういうケースは考えられる。

 実際、消息筋によると、この秘密組織のもう一人のドン、八千代に住むSという女性が事務局長を担い、ビラ男会長の右腕として手配役をしているらしいのだが、そのS事務局長から結集=会合の案内が各会員に回っていたにもかかわらず会長だけが時間も場所も知らされていなかったというエピソードがある。ビラ男会長がとぼけているようにも見えるが、それもこの組織の闇の部分を静かに語っているエピソードにも見える。確かにひとりとぼけていれば、誰もこの男が裏のドンだとは気付かない。それにしてもあまりにも巧妙だ。

 そしてついに私は、ビラ男の陰謀と、秘密結社の活動の全容が明らかになるチャンスを得た。20代前半のMという女性職員がオブザーバーとしてこの秘密結社の会合に誘われたというのだ。スパイ大作戦だ。ビラ男よ、ついにその尻尾をつかんだぞ。

 数日後、私はMに会合の様子を聞いた。私の鼓動が私の鼓膜から脳髄へと逆輸入されてくるようだ。Mは語った。

「単なる定期的な飲み会だと思っていたんですけど~。ぜんぜん雰囲気が違いました。どこで口を挟んでいいのか、私が本当にここにいていいのかなあって思いました。」どういうことだM

「ほとんど会議のようでした。(障害を持つ)みんなのことについて、もっとこうしてあげたいとか、もっとこんな関わりをしたいとか、そんな話ばかりでした。議事を進行するような雰囲気で、私が突然意見を求められたりして、いや~こんな難しい話、私何も答えられないなあって思いました。固い話ばかりでした。」

 おもに主導しているのは「もえぎ」のSと「クローバー」のS事務局長、そして「かんぱす」のGTだという。「それで、ビラ男はどうしているんだ?」と私がMに聞くと、「いや~ずっとウン、ウンとうなずいていましたよ」と。

 私のスパイ大作戦がばれたのか、それともいつもただ聞いているだけなのか、分からない。またしても尻尾をつかみ損ねてしまったようだ。

 ビラ男よ、いつまでも私が何も知らないと思ったら大間違いだ。いつかその尻尾をつかんで、この場で発表する。

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