当然のこと
今日はろくな仕事もしていないのに、疲労が取れず。「今日は4時にはみんな仕事を切り上げてさっさと帰ろう」と提案。朝、1時間半も遅刻してきたT君は目が腫れてフラフラしていた。もうひとりのT君は、なぜかずっとでかいリュックを背負ったまま電話の応対。礼儀正しいので、何度も頭を下げている。リュックを背負ったまま。ひっくり返ったてんとう虫が起き上がろうとしているかのようだった。「みんな疲れきっている」そう思った。
待ち遠しかった夕方がやってきて、「リサイクルショップクローバー」の板さんを連れて一緒に帰ることにした。板さんをはじめとして何人かが入荷したばかりの子供服の値札付けをしていた。一瞬、ウルトラマンのパジャマが私の目に止まった。板さんらもそのことに気付く。「これなんか、上の子にピッタリじゃないですか?」と板さん。なぜ私の子のサイズを知っているかというと板さんのグループホームの世話人が私の妻だからだ。当然チビたちも出入りしている。・・・・・「へ~、たまには商売っ気あるこというじゃん!売り上げなんか大して気にもしていないくせに」「へへへ・・・」。そんな感じでウルトラマンなんとか(あたらしいやつ)の着ぐるみパジャマを購入。板さんを車に乗せていざ帰路へ。
途中でふと思った。「うちの子ウルトラマン見たことないなあ」・・・板さんを乗せたままCDレンタル店へ。ウルトラマンの新しいバージョン(なんだっけ?)のDVDを借りた。
さあ出発!・・・と思ったところで、ふと考えた。これを居間で毎日見られたらこの前から見たかったビデオがなかなか見られないなあ。ばあちゃんの部屋で見てくれないかなあ。でもばあちゃんのテレビはDVDが見られないんだよなあ。あっそういえばヤマダデンキのポイントが溜まっていたなあ。・・・ヤマダデンキに急行。板さんをつれて。5800円の一番安いDVDプレーヤーをポイントで購入。「クローバー」でパジャマを買っただけなのに、長旅になってしまった。
やっとの思いでグループホームに着く。板さんをそのまま下ろして帰ろうとしたらソファーに見覚えのある人影が。うちの長男がソファーで転がってテレビを見ていた。「親父と一緒に帰るか?」と聞くと「今、かあちゃんとお仕事してるから帰らない」と冷たく言われた。「ウルトラマン見ようよ」とDVDを見せると「親父と帰る」とついてきた。家に着いて「ばあちゃん、はいプレゼント。DVDプレーヤー買ってきたよ」というと、不満そうなばあちゃん。「これで私の見たい番組が見られなくなる」・・・ばあちゃんは私の意図を察していたのだ。孫たちにテレビを占領されてしまう。「かわいい孫のため。我慢しなさいよ」と私。
今日の夕飯の支度がなかなかできない。ご飯も米を研いでいる最中投げ出してある。ばあちゃんの部屋に行ってみると、なんと、孫より夢中でウルトラマンのDVDを見ていた。これじゃあ仕方がない。かあちゃんはグループホームから帰ってこない。私が今日も夕食担当だ。
さあ、何を作ろう、と思ったところにあったものが梅干の瓶。梅干の梅肉をごま油・オリーブオイルで炒めて、中華だし・料理酒・みりん・伯方の塩少々で味付けしたチャーハンと昨日の夜私が作って大好評だった特性ラーメンのスープ(昆布ときのこを煮込んだだしを使ったワンタン入りのラーメン)をあんかけにしたラーメン(これは結局はかみさんが作った)が今日の夕飯。
ところで、板さんを連れての長旅の途中、私がDVDを借りたりDVDプレーヤーを買ったりしている間、私の車の中で待機していた板さん。カーステレオから流れたある曲を聴いて「これ、いいっすねえ。」と一言。・・・思わず笑ってしまった。「そういえばこの曲、板さんの人生そのものだねぇ。」
SION「当然のこと」
その昔誰も何も信じない男がいた
外に出たことのない自信だけを大切にかかえて
誰も知ったこっちゃないから 構いはしないけど
困ったことに奴はいつも構って欲しかった
奴はそれこそ手当たりしだいに そこら中かみついて
やってもやられても またひとりでいい気になってた(中略)
本当はよく知ってた 自分がそれほど強くないことも
弱虫で甘ったれで どうしようもないことも
誰も信じてないから 誰にも信じてもらえない
わかっちゃいるけど 笑い返せなかった
板さんよ、せめてあんたが死ぬ時には、遠くに住むかわいい娘さんや息子さんたちから涙を一滴ずつでももらえるようになるために、もう少し頑張ろうぜ。酒が好きな気持ちは十分に分かるけど、あんたは優先順位を間違えちゃったんだよな。
「当然のこと」の続き
くすねた金でうまい酒が飲めるわけはなく
ろれつが回らない朝も夜も ただ寂しいだけ
いったいこんなところまで 何しに来たんだっけな
それみたことか 笑う奴らの顔さえ浮かばない
みなさん、なにを期待しているのかどうか分かりませんが、ろくに更新もしていないのに、ここ数日ブログのカウントが急上昇しております。
なにを期待しているのか分かりませんが、ざっとまあ、こんな感じの男ですから。
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