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2006年11月18日 (土)

全部時効!

明日の早朝から3日間「かんぱす10周年・台湾旅行」に行ってきます。「かんぱす」「クローバー」の仲間たち・元「かんぱす」で一般就労した仲間や他の作業所でがんばっている仲間も誘って、総勢26人の大移動です。朝6時に全員が元気に無事集まるか、、、今はそれだけが心配です。

10周年。側面に立って振り返るならば、順調に一歩一歩前進し続けた10年だったとはいえます。他にはないひとつの福祉の形を作り出してきたとは思っています。しかし「側面」でなく真っ只中にいた人間としては、そんな楽観的な感想では済まされないさまざまなハプニングを想起せざるを得ません。思えばいろんなことがありました。

イライラして、通行中の高級車を蹴りつける仲間もいました。(私も土下座して謝りに行った覚えがあります。)毎晩ニュースの時間になると暴れて壁やガラスをぶち割り、仲間に危害を加え、手のつけられない状態が3年近く続いた仲間もいました。(彼の生活を支えるために、私も夜中にずいぶん通ってそのまま泊り込んだ日々は長かったです。)お金を盗んでそのまま放浪し、真冬に3ヶ月も電車を乗り継いでの逃避生活をしていた仲間もいました。(終電後から始発前まで、毎晩探し続けました。品川駅は今でも目をつぶっても歩けます。)仕事中路上での殴りあいのけんか。目がかゆい・耳が痛いといってはサボってしまう仲間を迎えに行っていた日々。親とけんかしてパニックになり、自衛隊の演習場の鉄条網を乗り越えて侵入してしまった仲間。(「かんぱす」のせいにされてしまいました。)言葉の無い女性が裸足で作業所から抜け出し、車道の真ん中を歩いて踏み切りも超えて、放浪してしまったこと。コンビニでパンを袋のまま噛り付いていて、店員が不信に思い通報してくれました。一年間で何回も骨折する仲間たち。被害妄想が昂じてテレビ番組に連絡して「私をここから救出してください。それを特番にして下さい」と手配をしていた仲間。駅での度重なる迷惑行為。お母さんを裸にして興奮してしまう仲間。ふだん寝ながら仕事をしているのに、その日はなぜが目がパッと開いていて走って仕事をしているなあ、と思ったら実は足首を骨折していた仲間。(痛くて目が覚めたのでしょう。)隣の民家に入り込んでしまう仲間。「外でご飯食べるから」とウソをついてお母さんから毎朝1000円もらって、帰りにエロ本を読んでいた仲間。親に見つからないよう毎日エロ本を捨ててから帰っていたといます。迷子だけで何回あったでしょう。深夜3時に八王子まで迎えに行ったこともあります。私が実習に使い、無事一般就職したのに、就職初日に「やっぱり、かんぱすに帰りたい!」と職場から逃げ帰ってきてしまった仲間。その他数々の犯罪スレスレのハプニング・・・。

いろいろあったけど、この10周年旅行で全部時効とすることをここに宣言します!もちろん私のあんなことや、こんなことも含めてです。

さまざまなハプニングで私をしびれさせてくれた仲間たちですが、彼らの前向きな気持ちは、本当にすごいものがあります。七転び八起きということばがありますが、いったい彼らは何回転んで何回立ち上がってきたのでしょうか。それを時間で表現しなおすと10年ということになるのでしょう。

彼らの目・表情・気迫・それらを含んだオーラ、これに感化された人間は、なかなか彼らに背を向けることが出来ません。事実「かんぱす」の10年のうち、私が知る9年強の間では、試用期間3ヶ月をすぎた常勤職員で、彼らに背を向ける形で「かんぱす」をやめてった人間は実は一人もいないのです。普通ありえない話ですよね。家庭の事情などでやむを得ず辞めた人は10年間の間に1~2名いますが、いずれもボランティアとしてであったり、何らかの形でずっと関わり続けてくれています。(茨城のKさん、読んでるよね?そろそろ顔を出しなさい!。)

そんな魅力的な連中に出会えたことを、今あらためて喜びとして感じ、緊張感の中にも「楽しい旅行にしたい」という気持ちを強く持ちます。

会議しながら書いてましたので、支離滅裂な文章ですが、とりあえず行ってきます!

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